CL 清水 SL 佐藤(章) 飯塚 鈴木 山脇 【ゲスト】 山田ご夫婦 菊池ご夫婦 関原ご夫婦 鈴木(たっくん) たけさん シェフ田中
11月4日
4日発駅まで大きなザックを背負って歩く。気温が高い、シャツ一枚でも良い。
週末の電車は混んでいるので他の乗客に迷惑がかからないように、一番後ろの車両に乗り、22時西国分寺駅で前夜発組集合。
宮城県から毎年参加の彼は、キャリヤーで重そうに何か運んできた、クラーボックスの中身はみんなビールとワイン!
津波で車とバイクを失ったが仕事に復帰して元気を取り戻したようだ。
一路、圏央道→関越高速道から奥利根の目的地へ。
いつもの天場で早々前夜祭開始、第二便の3人(ご夫婦はキノコ初参加)も1:30頃到着。
11月5日

山田氏のルーフに蝦夷鹿の角が載っている、1年前「今度、あげるよ。」と立派な角だ!
ゲートが8時に開き、予定のテント場に向かう。 テント設営後、留守番希望の一人を残し車に分乗、目的地の奈良又ダムへ。
照葉峡の紅葉もまずまずか、金糸・銀糸・緑色のじゅうたんは湖面にゆらゆらと漂いながら映っている。
林道は洪水の影響で数箇所崩壊している、こういうことは初めて見る光景、水害の被害が如何に甚大だったか、復旧は当分かかりそうだ。
沢やV字谷から土砂・大きな石・砂利・倒木が林道に押し流されていて歩き難い、ところ所乗り越えていく、 先行者がいるようで足跡が残っている。
熊の落し物が落ちている、それもかなり!
3年前にチャナメツムタケがあったところは我々を歓迎するように律儀に頭をノキョノキョともたげていた。
林道を行けども行けども目的地に届かない。途中、急斜面の倒木のあたりを登って探して見るがナメコは幼菌状態。

林道の両端の茂みにある倒木に目を凝らして見入るが、ナメコは足を生やしてどこかへ行ってしまったのだろうか?
3時間ぐらい歩いただろうか、「ああー、蛇がいた!」とナメコ初心者の山脇さんが「あれ! あのキノコ何だろう?」「ナメコだ!」 蛇が導いてくれた。
時間が無くなってきた「進むか戻ろうか、キノコが足りないもう少し進もう!」と目の前に・・!
林道が陥没し途切れ、道がなくなっている、章二さんが高巻いて偵察。
目的地にはまだまだ30分以上はありそうだ。
往復1時間ナメコ採取に1時間、都合2時間。
ヘッデンでの下山になる。と引き返すことにした。
帰り道、またしても山脇さんが「立木にキノコが!」と声を上げ指を刺す。
章二さんが急斜面を役行者(えんのぎょうじゃ)のようにかろやかに降り、ナメコを採取。
下の沢に「大きなイワナが2匹いる!」と鈴木さんが叫ぶ。自分も真似をして急斜面を、 水面近く近づきイワナの産卵の様子を食い入るように見てしまった。
いる!いる!大きなイワナが2尾、50センチはあろうか!下流に小さなイワナがそれでも30cm以上はありそうだ。 偉大なる自然の営み。
TV・映画で見るように、尾ビレで水底の砂地をたたき産卵する、 下流に2回りも小さな岩魚が産卵と同時に大きなイワナの間に瞬時に闖入・飛び入る、 大きなオスのイワナがその小さなイワナを追い散らす、岩魚も子孫を残すため苦労するようだ、産卵も落ち着かず大変な営みだ。
ナメコは篭いっぱいになり、帰途に着く。紅葉・天気に恵まれ、イワナの産卵も見れ、帰りの足取りは軽い。テンバに戻り、タープを設営、きのこをきれいに洗い、流木を集め焚き火に着火。プロの板さんは準備におお忙し。宴会に突入。
まずは猪肉とタマゴの醤油煮・鹿肉の竜田揚げ。山形出身の山田氏の奥さんの芋煮鍋・手づくりのコンニャクを柚子味噌味で。
無農薬で育てた山田農園の野菜がプロの料理人の手で、ナメコ猪鍋、鹿肉のたたき、ナメコ・猪肉の黒酢餡かけになり。
ナメコを炭火で焼き、何も付けないで食べると絶品。秋の味覚サンマも炭火で焼く。
ビール・ワイン・日本酒・焼酎が、出るわ 出るわ!ポツリポツリと暗くなった空から雨が!タープの下、大いに盛り上る。
11月5日
6日は朝から雨、朝食は、シェフ田中のダシ巻き卵、きのこの香りたくさんの和風パスタで。雨が収まってのを見計らい、撤収。
帰りの温泉は観光客で鄙びて混みそうもないところで入湯、温まったところで解散。 参加された皆様、楽しんでいただいたでしょうか、皆様に感謝して。
参考までに平成20年の様子、もう少し進み沢を渡渉しますとありました。
https://picasaweb.google.com/103231874679073090829/dMINRG?authkey=Gv1sRgCJCj9qmUv43IPQ#
追伸 by山脇さん
きのこキャンプに行ってきました。今回は山の会企画ですが、多くのゲストにも参加いただき、楽しい時間をすごすことができました。圧巻は、料理の腕を振るっていただいた田中さんで、次から次へと休む暇なく、大人数のの参加者も大満足でした。
出てきた料理はすべてではありませんが、写真にまとめてみました。
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鈴木さんのナメこの炭火焼もシンプルで好評でした。
芋煮、鹿や猪の肉、自家製こんにゃく、美味しいお酒やお手製ケーキを差し入れていただいた参加者の皆さんにも感謝です。
私もナメコ発見に貢献できたので満足です。しかしどちらかというとビギナーズラックでした。
正直、どんなところになめこが生えているのかわからず、それらしきものを見つけては「あれは何ですか、ひょっとして・・・」
という質問をしながら発見に至りました。
2回目の発見は圧倒的でした。ナメコは倒れている木に生えているものと思っていましたが、
遠くから立っている太い木の幹にきのこらしいものを見つけ、それがナメコとわかり驚きました。
先週から始まったきのこキャンプシリーズ、来週がいよいよ最終ですが、それぞれに驚きと楽しさがあり、今年の秋は充実しています。
by 和食の料理人・シェフ田中さん
2011年 11月5~6日 天候 5日午後7時まで晴れ~6日午前10時まで雨 気温 朝方で5℃程 。週末に友人の所属する山の会のイベント「きのこキャンプ」に参加させていただきました。











目を凝らして見てください!白い岩の下(画像の上部)に2匹に右側に1匹
キャンプ地に戻ったら設営して宴会の準備です


猪肉と卵の醤油漬け






大自然の中大いに飲み語らい就寝です

補足
ナメコのパスタが評判良かったなあ~
キノコの香りたくさんの和風パスタ

感想
週末に御一緒していただいた方々どうもありがとうございました。山田農園の無農薬野菜は美味しかった~
