夜桜と鋸山 (2008年3月13日)

PL:安田 清水 佐藤(章)
12日、土曜日は伊勢を9時過ぎに出発名古屋までは近鉄特急を利用した、名古屋駅からは新幹線。
15分後の座席が取れた、ホームにあがると立食「きしめん」があり何となく吸い込まれるように 自動販売機にお金を入れ天麩羅きしめんを押した。
白衣のおねえさんがどんぶりの上に大きな手で花かつおを入れた、
これが名古屋風らしい。腹は満たされホームに新幹線が滑りこんだ。
新横浜駅までは一寝入りする時間も無く直ぐ着いてしまった。

横浜線・田園都市線と乗り継ぎ帰宅したのは14時ぐらいだった。 歩くと汗ばむような陽気だ。
山の仲間と連絡を取り合い16時JR横浜線橋本駅に車で迎えに来てくれることになり時間の打ち合わせした。
町田街道周辺相模の森も桜、しだれ桜、桃、椿、ツツジ等が百花繚乱咲き誇っている。
日本の自然はこの季節が一番賑やかで美しい。
高尾駅を通りすぎ八王子霊園から青梅、奥多摩と花々が咲き誇っている。
奥多摩線と奥多摩街道との土手も花が咲き誇って電車の人々にも微笑みかけているだろう。

夕闇迫り全員集合したところで夜桜宴会、ランタンに照らされた桜・三葉ツツジ、山吹の花々が妖艶な姿を現す。

料理は卓袱台に所狭しと並んだ、メインは焼肉と思いきや福島県産葉わさびのおひたしが一番人気だった、
しゃきしゃきとした歯ざわりの食感後鼻につんとくる、何ともいえない味わいは格別だ。
深夜から霧雨日曜日の朝もどんより曇っている、飲みすぎたか皆さんあまり会話が弾まない。 これでは雨のため岩トレができそうも無い。

近場の鋸山でお茶を濁す、愛宕神社から登らず登計の集落からゆっくりゆっくり舗装道路を行く、
村中総出街頭の蛍光灯の交換、林道の清掃、此方は遊びの山、何か悪いような気ひける。
明るい声で「お早うございます。」と挨拶を交わす。

登計の集落も桜・椿・桃・こぶしが咲いて楽しませてくれ、曇天であっても心は晴れ晴れ二日酔いの足も軽くなる。
登山道を暫く登ると雲がゆっくりゆっくり落ちてきたかのように薄霧がかかり幻想的な景色に変わってきた。
奥多摩駅からのあらゆる登山道は足腰を鍛えるため、数年かけて10回以上折り返しをしただろう。鋸山は7,8年ぶりだろうか?
登るにしたがって手が凍え寒くなってくる、手袋を持ってくるべきだった。 稜線あたりでは奥多摩独特のツガとミズナラの巨木が霧中にぼうーっと現われる。
小雨がぽつぽつと落ちてくるがカッパを着るほどでもない。

頂上で昼食後何となく下山。

着替え後帰途中、子供がべそをかいて泣いた様にしっとりした空から大粒の雨が降って路面を濡らしだした。
日曜日は奥多摩駅前で葉わさびを売っていたが下山したら売り切れ。
今日築地で買って水に侵し新聞紙に包んで冷蔵庫に保存した、持って帰ってくるのを忘れた。