CL安田 SL佐藤昭 他1名
せっかくの連休なのに天気予報では15日はくもりで16日、17日は 曇り時々雨の予報なので、どこの沢にするか迷ってしまう。 昭ちゃんから二岐川の提案があったが 調べてみるとゴルジュの沢だった。 そのうち15日の天気予報が晴れマークに変わったので 決行することにする。前夜平ヶ岳登山口でビバークする。 夜空は満天の星だ、明日は何とかなりそうだ。
9月15日
車を1台平ヶ岳登山口にデポして 中ノ岐川の雨池橋まで行き 中ノ岐林道から出発する。
よく整備された道を行く
二岐川出合い。
見事なナメが延々と続いていた
二岐林道に入るとだんだん藪が多くなってくる。
3時間ほど踏み跡を歩き入渓する。
早速滝が現れる、逆「く」の字滝5mだ。
直登は無理なので、左の泥壁から巻いた
毛鉤に岩魚が掛かる
尺上だ！
この滝も直登は無理なので左の草付から巻くが悪い。
アイスハンマー必携だ
フリクションを利かせて登るが、かなり微妙だ
6段25mの滝
直登できる
側壁を登るが悪い
滝が続く
6段100mの滝、右から登る
3段目を登る
5段目（？）は空身で右の悪いルンゼを登り
トラバースするが微妙であった。
この上からはブッシュを掴んで登り
6段目を越えた。
一またぎ。
そろそろテン場を探したいところだが
ゴルジュが延々と続く
微妙なへつり。
2m、3mの滝にも必ず深い釜がある
いやと言うほどへつりを繰り返す。
暗くなる直前にゴルジュの中の小さい河原に到着する。
入渓点からここまでずっとゴルジュであった。 河原らしき所は一切なかった。 増水するとひとたまりもない所だが ここしかないので幕とする。
待望の夕食！
9月16日
天気予報では曇り時々雨だったが 快晴だ。 日頃の行いがよいとこういうことになるんだ 嵐を呼ぶ人も遠くの山域に行っていることだし 一同納得して出発
微妙なへつりが続く
滝が続くのでどんどん高度が上がる
ナメが100mほど続く
快適に登る
右のルンゼを登るが急で悪かった
やがて水も枯れてヤブをかき分けると草原に出るが
尾根に出ると石楠花とハイマツの藪漕ぎになる。
傾斜がゆるいので助かる
クロマメノキ（野生のブルーベリー？）が
いたるところで実をつけていた。
藪漕ぎで体がだるくなっていたが、この実を食べると 急に元気がでて、がんがん薮を進むことができた。
予想していたほど大変な藪漕ぎではなかった！
3人とも余裕で草原に到着
ゆっくり休んで、鷹巣方面に下山するが
長い登山道であった
下山中、恋ノ岐川を遡行した人たちに出合った、 6パーティー以上が入っていたそうだ。
1パーティー4～5人を4組見た。 暗くなる前に登山口駐車場に到着することができた。 車を回収して、燧の湯で汗を流し 地酒を買って下山祝いをした。 翌日ゆっくり帰宅した。
二岐川は予想していたよりづっと手応えのある沢であった。 今回は足のそろったメンバーだったので 予定通りの行動ができた。
初心者やトレーニング不足のメンバーがいるともう1泊必要だと思うが テン場が6段100m大滝の先にしかないので注意を要する。