残雪期の北アルプス奥穂高岳 (2007年5月3日~6日)

CL安田 SL佐藤昭 平田(山スキー)

5月3日

沢渡駐車場からシャトルバスで上高地に向かう。 天気もよさそうだ。

河童橋にて(後ろは穂高連峰)


明神を過ぎ川原で一休み 涸沢までは長い道のりだ


ようやく徳沢に到着


道は歩きやすい


横尾に到着、この先だんだん登りになる


雪が出てきた


本谷橋に到着、ここからは完全に雪の世界になる


本谷橋からいきなり急登になるが、しばらく登るとゆるくなる。夏道より雪道の方が歩きやすい


先を歩くのは長野県警山岳救助隊のおまわりさんだ。 雪が降ってきた


涸沢ヒュッテが見えてきたが、なかなかたどり着くことができない。
ザックが肩に食い込む。
急斜面を登るとヒュッテの鯉のぼりが見えてきた。
なんと上高地から7時間もかかってしまった

ようやくテン場に到着


テントを張ってヒュッテで生ビールを注文



5月4日

夜から雪になり雷も鳴っていた 3時前に起きるが雪が降っていて強風が吹いていた 前穂高岳には雲がかかっている なんとなく気が進まず 北尾根から奥穂高岳に変更する

午前6時、だんだん天候が回復してきた
米粒のように北尾根を目指すパーティーが登っているが、時間が遅すぎるんじゃないかな


穂高岳山荘をめざして小豆沢を登る、すごい行列だ!


穂高岳山荘に到着、ガスがかかっていて視界が悪い。
奥穂高岳への取り付きもまったく見えない。

しばらくたたづんでいると 一瞬だけ視界が開けて はしご場と鎖場が見えたが すぐに見えなくなる。
よし登ろう!
取り付き手前で、岐阜県警山岳警備隊の人に 気をつけて行くように、無理だと思ったら引き返すように言われる。
山頂で会った人は装備とかいろいろチェックされたそうだ。
(4月29日 はしご場から200m滑落事故があった)
いきなりはしごと鎖のある急な壁だ。
そこを登ると雪壁である 緊張して登る

稜線上は完全に冬だ クラストしている

えびの尻尾





40分ほどで頂上に到着


雪壁を慎重に下る





だんだん晴れてきた


晴れてきたので下からザイルをつけてどんどん登ってくる 下部雪壁で渋滞

無事山荘到着 (写真で見えるピークは頂上ではありません)


後ろは前穂高岳と北尾根。
来年は登るぞ!と眺めていると なんとⅢ峰とⅣ峰のコルから 尻セードで下っているパーティーが見えた。
Ⅴ、Ⅵのコルからも下っているパーティーが見える。 やはり時間切れだったようだ。
奥穂高岳頂上付近も強風だったから北尾根も大変だったろう


涸沢のテン場に向かって下山する


後ろは前穂高岳北尾根


テン場到着 平田さんは涸沢岳からスキーで滑降している


急病人か?
午後のテン場の周りは雪訓するパーティーやスキーをする人やら 思い思いのことをしている人々がいる



5月5日

夕べのレタスしゃぶはおいしかったな あっと言う間に下山日になってしまった これで涸沢とお別れだ

平田さんは本谷橋までスキーで一気に下る。
ザックを背負っての見事な滑りぶりに ギャラリーから注目を浴びていた


小屋の後ろは奥穂高岳だ


本谷橋を過ぎると屏風岩がみえる


横尾到着、くたびれた!


上高地到着、平田さんを見送る


今夜は小梨平キャンプ場で下山祝いだ!
穂高連峰と梓川が見える最高のキャンプ場である


上高地の鴨は人懐っこい



5月6日

楽しかった充実した連休もあっと言う間に終わってしまった。 安曇野でおいしいそばを食べて帰路に着いた。