八ヶ岳・赤岳・西壁主稜 (2007年3月3日)

CL安田 佐藤昭 (撮影班兼テントキーパー清水)
前回の石尊稜に続き今シーズン2度目の八ヶ岳だ。 3日、赤岳山荘駐車場を6時30分出発。 行者小屋へのアプローチは、例年より雪が少ない。

美濃戸山荘より、しばらくはつるつるの場所が続いた。


行者小屋に近づくと、雪はたっぷりあった。


ばてばてになりながら、行者小屋に9時30分到着。
テントは張らないで、クライミングに必要なもの以外は テントに包んでデポする。 早速、文三郎道へ出発するが、足が重くて少し進んでは休む。

赤岳の全貌


こんなにばてて、岩を登れるかな?
ようやく、取り付きへのトラバースのところに到着。 すでに、3パーティーが登っている。


トラバースをして、下部岸壁の取り付きに向かう。
取り付きに到着すると、昭一氏、太ももがつって、かなりつらそうだった。 そこで、「昭ちゃん、一本目をリードするか」と有無を言わさず。 ザイルを渡す。 下山後、鬼だと言われてしまった。
仕方なく昭一氏が、リードする。

泣きそうになりながら、登らせられる!



下の黄色いジャケットが昭一氏。
上の方に先行パーティーが見える
2ピッチ目は、私がリードする。

スタカットで、リッジと雪稜のミックスを登る。


中間部の岩場を快適に登る。



上部岸壁手前



上部岸壁(文三郎道より)



上部岸壁を登る


Vサインをする、昭一氏 あれ!いつの間に、元気になったの?


先行パーティーの素敵な女性。
今回、われわれが見たパーティーの半数は、女性であった。 頼もしい限りだ!


昭一氏が、元気に登る


稜線の直下で
ばてながらも、稜線にひょっこり出る。


赤岳頂上にて 何で昭一氏の方が、背が高いんだ?


お疲れ様でした!


文三郎道を元気に下る昭一氏
12時に取り付き、3時に稜線に出た。 順番待ちもあったが、我々にしては、予想より早く抜けられた。 体力がないので、かなり疲れたが 行者小屋に戻ると、清水氏がテントを張って置いてくれた。 ありがたい! すぐにビールで乾杯した。

雛あられが、霞んで見える
次の朝、充実感に浸りながら下山した。