CL安田 SL佐藤(章) 清水 他2名
8月最後の日曜日、天気はいまひとつである。 山にはガスが立ち込めている。 小川谷林道を犬麦谷出合いに向かう。



福島さんと滝の偵察をする。 登ると相当水を浴びそうだし、難しそうだ。 水は冷たいし濡れたくない、巻くと恐ろしい大高巻だし 両方いやだ。
福島さんが「行かせてください」と力強く言った。
う~ん・・・帰りたい! そういうわけにも行かず 滝を登ることになってしまう。 佐藤さんがリードすることになった。

その先は洞窟状のトンネルにもぐる。 トンネルの天井の穴から上に這い上がる。 ホイッスルが鳴る。上まで抜けたようだ。

2本目を回収してトンネルの中にもぐる。 天井から水が落ちてくる。 全身水浸しだ。 もういやだ! 耳にもまともに水流を浴びてしまう。

佐藤さんはよく上がったなと感心する。 何とか這い上がることができほっとする。 寒い!

チョックストーンの滝は高さは3mもないがハングしていて 足の置く所がない。


上はわさび田跡だ。
この沢は詰めても稜線に道は無いので登った沢を下るしかない。 そんなわけでここで遡行を終了して下ることにする。 しばらくは右岸の尾根を下る。
沢に戻りそのまま下りF1の上の左岸の踏み後を歩く。 すぐに尾根にぶつかりそのまま下ると本流に出る。 犬麦谷出合まで、のんびりと歩く。
吊橋からの道をたどるとすぐに小川谷林道に到着。 今日のヒーローは佐藤さんだ。 本人もF1の登攀に満足したようだった。