奥多摩小川谷滝上谷 (2006年6月11日)

CL安田 SL佐藤章 高橋 清水 他2名
滝上谷は犬麦谷の下流で、遡行距離は犬麦谷より長い。 名前の通り滝の連続した谷である。  

小川谷林道の滝上橋に車を止め滝上谷出会いより出発 入口は小規模な沢だ。
小滝を越えて行くと2段10mの大小屋ノ滝が現れる。

右より福島さんがリードするが、いやらしそうだ。 残置ハーケンが2ヶ所あった。
セカンドは高橋さんだ。 安定して登っていく。 調子がよさそうだ。 岩トレの成果かな! 上段はシャワーを浴びて両足ツッパリで越える。
再び小滝を登っていくと丸太橋が出現。

しばらく行くとワサビ田跡があった。
相当の労力をかけて作ったであろう石組みは苔むしていた。 何か切なくなってしまう風景だ。 現在、ワサビは全然生えていなかった。
滝を越えて行くと7mの滝が現れる。

ここは佐藤さんがリードする。 安定した登りで危なげなく終了点へ。
後続はヘッドオンで登る。 ヌルヌルしていて滑りやすい。

先に上っていた高橋さんが鹿の頭蓋骨と角を発見。

おみやげだぁ!
この先二俣を左に進む。
ゴルジュを進むと2段10mの滝だ。

美しい滝である。 佐藤さんがリードする。
左から登りハーケンを打とうとするが、残置があった。 上段はハーケンのリスが無く、ブッシュにランナーをとる。 後を登るが上段が滑りやすくいやらしかった。
この先二俣を左に進む、大栗窪である。

う~ん、美しすぎる。
4m~8mの滝を登って進む。 7mの滝は簡単に巻けるのだが、直登する。

佐藤さんがリードする。 張り切ってるね! 途中にハーケンを打つ。この先一歩が難しそうだ。 その先はガバがあった。
この先ハナド岩に詰める沢に入る。 岩のもろい滝に出会う。

左岸から巻くが落石が多くて緊張する。 佐藤さんにお助けロープを出してもらった。

途中から尾根に乗る。

尾根の獣道を登る。 どんどん進むと岩場にぶつかる。 ハナド岩だ。

ハナド岩を登る。 登り切ると展望台のようになっている。
なんとすばらしいフィナーレなんだ! 皆で感動する。
登山道からハンギョウ尾根を下る。 新しい荷揚げ用モノレールが設置してあった。

下りは結構長く感じた。 1時間30分ぐらいか。
ザイルワークのできる滝のある沢を選んで入ったが、 期待以上の沢であった。 時間があればいくらでも遊べる沢だ。
体力がないので少し疲れた・・・。