CL安田、平田 他1名

道路は位ヶ原まで除雪されているそうであるが、雪の壁が雨などで崩れる恐れがあるので、バスは運行中止とのこと。 いきなり雪の無いゲレンデを直登する。カモシカ平の奥を急登すると少し傾斜がゆるくなる。天気予報ではくもり時々晴れだったが、快晴になってしまった。快調に登る。

左に剣が峰が見え、正面は肩の小屋、コロナ観測所も見える。 岐阜県側からの登山者が列を成している。剣が峰の斜面に人が蟻のように見える。 剣ヶ峰に少し登り朝日岳の方にトラバースしているようだ。

今までに3月と4月に来た時には剣が峰の斜面が凍っていてスキーで滑れなかったが、今回は稜線からの滑降を楽しめそうだ。 私はショートスキーを背負ってつぼ足で、他の2人はシールをつけて登る。 穂高連峰や立山連峰などの見事な眺望に感心する。やっぱり北アルプスの迫力は違うなと思う。 結構急な斜面で慎重に靴を蹴り込む。稜線から何人かのテレマーカーが華麗にテレマークターンをしながら下りて来る。早く滑りたい気持ちを抑えつつ登る。12時に稜線に到着。




ほどなく三本滝ヒュッテ駐車場に戻る。 まだ2時過ぎだ。
車から椅子を出し、ビールを飲みながら余韻に浸る。運転をおねがいし、ゆけむり館で疲れを癒す。安曇野でそばをいただき、東京に戻る。 今シーズン最後の山スキーとしてふさわしいのぼりと滑りを満喫でき、充実した1日であった。