乗鞍岳山スキー (2006年5月21日)

CL安田、平田 他1名
5月21日6時40分三本滝出発三本滝ヒュッテの駐車場は前夜から車が集まり始め朝にはほぼ満杯になった。
道路は位ヶ原まで除雪されているそうであるが、雪の壁が雨などで崩れる恐れがあるので、バスは運行中止とのこと。 いきなり雪の無いゲレンデを直登する。カモシカ平の奥を急登すると少し傾斜がゆるくなる。天気予報ではくもり時々晴れだったが、快晴になってしまった。快調に登る。


急な斜面を越えると広い台地の位ヶ原に出る。
左に剣が峰が見え、正面は肩の小屋、コロナ観測所も見える。 岐阜県側からの登山者が列を成している。剣が峰の斜面に人が蟻のように見える。 剣ヶ峰に少し登り朝日岳の方にトラバースしているようだ。


位ヶ原より津島さんが登って来る我々は朝日岳にトラバースしないで、剣が峰を直登することにする。
今までに3月と4月に来た時には剣が峰の斜面が凍っていてスキーで滑れなかったが、今回は稜線からの滑降を楽しめそうだ。 私はショートスキーを背負ってつぼ足で、他の2人はシールをつけて登る。 穂高連峰や立山連峰などの見事な眺望に感心する。やっぱり北アルプスの迫力は違うなと思う。 結構急な斜面で慎重に靴を蹴り込む。稜線から何人かのテレマーカーが華麗にテレマークターンをしながら下りて来る。早く滑りたい気持ちを抑えつつ登る。12時に稜線に到着。


北アルプスを背景に、もうすぐ稜線だ!


御嶽山が見える


少し休んで、滑降を開始する。剣が峰の急斜面は斜面いっぱいを使って爽快に滑降することができた。迫力がある。


位ヶ原から下の斜面は荒れていて少し滑りにくかったがあっという間にカモシカ平にもどり、 しつこく雪面を探してできるだけ下まで板をつけて滑る。
ほどなく三本滝ヒュッテ駐車場に戻る。 まだ2時過ぎだ。
車から椅子を出し、ビールを飲みながら余韻に浸る。運転をおねがいし、ゆけむり館で疲れを癒す。安曇野でそばをいただき、東京に戻る。 今シーズン最後の山スキーとしてふさわしいのぼりと滑りを満喫でき、充実した1日であった。