奥多摩日原川小川谷犬麦谷 (2006年4月23日)

CL安田 SL佐藤章 高橋克 他1名
晴れなら氷川屏風岩に岩登り、雨なら沢の予定であったが、朝くもりで何時雨になるかわからない状態だったので、沢登りに決定。

日原林道の集落では桜が満開だ。小川谷林道を進むと山の木々はまだ芽吹きが始まったばかりだ。犬麦谷の出会いで支度をして出発。

今年初めての沢なので、難しい滝は高巻いて足慣らしのつもりであったが、沢を歩くうちにだんだんやる気が出てしまい、 最初の15mチムニー状を登ろうと提案する。
佐藤さんがリードで取り付くが、途中でシャワーを浴びてしまっている。 二人が続き、最後に私が登る。全員びしょびしょだ。

焚き火をしながら、ハーケンの打ち方の講義をする。 行動するほうが体が温まるので、タツマノ滝を高巻くことにする。
この時期は木の葉っぱが落ちているので、沢の先の遠くまで見通せるのでいつもと違った風景だ。 結構高度感があるので万全を期してザイルを出し登る。
3ピッチで滝の落ち口に出ることができた。

この先モリノ窪瀑流帯となる。15mの滝は私が左から登る。上部はホールドが小さく、足で立ち上がるところがいやらしい。

瀑流帯を進むと、10mCSが現れる。左から登る。残置ハーケンがある。上部の凹部の残置ハーケンとスリングが信用できないので注意を要する。

小滝の連続を快調に進み、分岐を左に進み水も無くなると小尾根に乗ると踏み跡が続いていた。程なく登山道に出ることができた。
30分ほどで林道に到着。

6時間ほどの行程であったが天気も何とかもったし、3つの滝を直登できたし、充実した1日になった。