朝日連峰見附川入りトウヌシ谷 (2005年8月13日~15日)

CL安田 SL佐藤昭 岡山
金曜日の夜出発しましたが、大雨のため那須ICより矢板ICまで道路冠水のため通行止めで大渋滞で、最初からつまずきました。
日暮沢小屋で昭一さんと合流し宴会。夜は雨が降り続いていました。 しかし今回は何があろうと行くつもりでしたので、全員が気合十分でした。 13日日暮沢小屋を9時20分に出発(気合の割にちょっと遅かったですが)。 日暮沢を詰めコル経て12時ごろに本流に出会うことができました。


本流は増水気味の力強い流れで、緊張しました。
ようやく魚止の滝到着。雨が降ったりやんだりの天気でした。


高松沢の滝を登るが、滝の水量に圧倒されました。
昭一さんがリードで登り、そこから高巻いて、本流に下りる。


テン場にできるような場所はない。前方から冷気が流れてきて一同いやな予感。
ドンと雪渓が前をふさぎ左から乗越す。滝を越えると、2年前のテン場が現れほっとする。


相変わらず、雨は降ったりやんだりだが、今回は敗退や、エスケープはするつもりはない!
(しかし宴会をすると焼酎がいつになく進んでしまった)テン場の下と上には雪渓があり寒い思いをする。この先を偵察するがトウヌシ出会いまで雪渓が滝ごとに途切れている。


14日6時出発(早い!)。


トウヌシ出会いのすぐ先の滝で雪渓がとぎれているのでその先の右俣出会いまで高巻くき、雪渓の上に降りる。
運よく滝の落ち口まで辛くも、雪渓が続いている。武尊山の塗川の雪渓の様。雪渓で、昭一さんが転んで滑るが、アイスハンマーで滑落停止し、セーフ!この先からはスノーブリッジもなく、快調に遡行。(何箇所かはハーケン連打)。


この先からはスノーブリッジもなく、快調に遡行。(何箇所かはハーケン連打)。
今日中に竜門小屋に着いてそのまま下山しようと提案するが、昭一さんに冷たい反応を示される。4段40mの下部は右のルンゼから登るが、岩がボロボロで、はまってしまい今日中の下山はあきらめる。時々大粒の雨の中、気力で詰める。


藪漕ぎもなく竜門小屋の下に到着。15時30分。
小屋の中では停滞の登山者が大宴会。すっかり溶け込んだ清水氏を発見。我々も宴会に突入。夜は暴風雨。管理人によるとこの一週間づっと雨だったそうです。


15日、雨の中下山。寒河江のいこいの森公園でビバーク。キャンプ代200円。
夕方から月山が夕日に照らされて、すばらしい眺めでした。夜は、3つの町の合同花火大会。銘酒「銀嶺月山」で乾杯しました。